コラム「酸性ストレート」なら傷まない?その誤解と、空cuがあえて流行に乗らない理由。

こんにちは!愛知県瀬戸市の美容院、空cu relax’n hair roomです。
最近、インスタグラムやネットで「酸性ストレート」という言葉をよく見かけませんか? 「ダメージレス!」「ブリーチ毛でもかけられる!」といった魅力的な言葉とともに紹介されていることが多いため、お客様からも「私、酸性ストレートがやりたいです!」とご相談いただくことが増えました。
しかし、空cuでは「流行っているから」という理由だけで、全てのお客様に酸性ストレートをおすすめすることはしていません。
今日は、ちょっとマニアックですが、とても大切な**「薬剤と髪のpH(ピーエイチ)」のお話を、分かりやすくお伝えします。
誤解されがちな「酸性ストレート」の真実
まず、はっきり申し上げます。 「酸性ストレート = 全く傷まない魔法の薬」ではありません。
従来の縮毛矯正は「アルカリ性」の薬剤で髪のキューティクルを開いて薬を浸透させていました。これに対し、酸性ストレートは髪と同じ「弱酸性」の領域で薬を効かせるため、たしかにキューティクルへの負担は少ないです。
しかし、酸性の薬剤は髪を柔らかくする力(膨潤力)が弱いため、クセを伸ばすために**「アイロンの熱」や「物理的なパワー」を強く必要とする**場合があります。
技術不足や誤った判断で行うと、
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「髪が硬くなってしまった(タンパク変性)」
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「ツヤはあるけど、毛先がジリジリになった」
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「クセがあまり伸びていない」
という失敗が起きやすい、実は非常に難易度の高い技術なのです。
空cuが「酸性」だけにこだわらない理由
私が目指しているのは、「いつまでも触っていたくなる、やわらかい髪」です。
酸性ストレート特有の「ハリのある仕上がり」も素敵ですが、場合によっては髪質が少し硬く感じられたり、ペタッとしすぎたりすることがあります。
そのため、空cuでは「酸性か、アルカリ性か」の二択ではなく、「あなたにとってベストなpH(強さ)はどこか?」を細かく調整する「ハイブリッドな薬剤選定」を行っています。
空cuのこだわりアプローチ
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必要な分だけ、優しく開く 健康な髪や強いクセには、あえて強い高アルカリの薬剤を使用し、しっかりと髪の結合を解きます。これにより、過度な熱を与えずにクセをしっかり伸ばせます。
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適材適所の使い分け もちろん、ハイダメージ毛やブリーチ毛のお客様には、酸性域の薬剤を使用することもあります。重要なのは「ツール(酸性ストレート)」を使うこと自体ではなく、「髪の状態に合わせて使い分ける判断力」です。
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「やわらかさ」を最優先 どの薬剤を使う場合でも、最終的な仕上がりが「自然でやわらかいストレート」になるよう、トリートメント成分を配合し、アイロンの温度やプレス圧を10℃単位、ミリ単位でコントロールしています。
流行りの言葉より、目の前の「あなたの髪」を見て決めたい
「酸性ストレート」は素晴らしい技術の一つですが、万能ではありません。 お客様の髪質、ダメージレベル、これまでの履歴、そして「なりたい仕上がり」によって、正解は一人ひとり違います。
だからこそ、空cuにご来店の際は、メニュー名で悩まなくても大丈夫です。
「ネットで見た酸性ストレートが気になってるんだけど…」 そう相談してください。
あなたの髪を見て、触って、もし酸性ストレートがベストならそうしますし、もっと合う方法があれば、プロとして正直にそちらをご提案します。
「名前」ではなく「結果」で選ばれる縮毛矯正。 それが、空cu relax’n hair roomのこだわりです。
あなただけの「やわらかストレート」、ぜひ体験しにいらしてください。
